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「オーストラリア生活(国内旅行編)」#2 Melbourne
Voila!泌尿器科専門医の竹村です。
国内旅行記第二弾はシドニーと双璧を成す大都市メルボルンです。
音楽に例えるとシドニーはポップス,メルボルンはインディーズとも言われるように,噛めば噛むほど味の出るスルメ的な魅力が詰まった素敵な街でした。
ヤラヴァレー
メルボルンに降り立って即座に向かったのは市街地ではなく,オーストラリアを代表するワイナリーの広がるヤラヴァレー(Yarra Valley)でした。
メルボルン空港から東にレンタカーを走らせること1時間ほどで水彩画のような綺麗な田園風景が広がります。
温暖な気候のイメージのあるオーストラリアの中では寒冷な土地で,特に斜面の上は夜間の冷気に恵まれることから,特に酸味が要となるピノノワールやシャルドネなどの品種のブドウ栽培に適しているようです。
当然ワイナリーも点在していますが,その中でも誰もが知るモエ・エ・シャンドンがオーストラリアで,本家のフランスと同じシャンパンの製法を採用してスパークリングワインを作っているドメーヌ・シャンドンが最も観光客で賑わっていました。
しかし,私の中で最も行きたかったのはコールドストリームヒルズ(Cold Stream Hills)という,小規模ながら国内外のコンクールで数々の受賞歴を誇 るオーストラリア屈指のワイナリーでした。
ここのピノノワールは巷では「オーストラリアのロマネ・コンティ」と評されるほどで,是非にも一度飲んでみたかったのです。実はかつて大学院生時代にキャンベラに留学していた時から探し求め続けていたのですが,見つけることができずにおりました。
着席したが最後,勧められるままに様々なワインの試飲を続けた結果の心地良い酔いと共に,遂にこのワイナリーを訪問できた感動のあまり朦朧とする意識の中で,気が付けば最上級のピノノワールを複数本購入してしまいました笑。
メルボルン市街地
ヤラヴァレーから市街地に戻るにつれてどんどん都会となっていきます。
どことなくヨーロピアンな雰囲気の漂う市街地ですが,その中でもランドマーク的な建造物のユーリカタワー(Eureka Tower)は必見です。
300 mの高さのタワー内にある展望台からは美しいメルボルンの街並みをパノラマで拝むことができるのですが,個人的なお勧めは"The Edge"という恐怖のアトラクションです。
荘厳な音や映像の演出の後に,突如としてそれまで不透明だった地面が透き通って地上まで遮るものが何もなくなるというエキサイティングな体験ができます。
マーケット
メルボルン(というかオーストラリア)と言えば,マーケット巡りは外せません。
食べ歩きをするも良し,現地のお土産を調達するも良しですが,マーケットによって結構特徴があるので,その違いを体感するだけでも結構楽しめます。
Queen Victoria Market
おそらく最も知名度があるQueen Victoria Marketは1878年にオープンして以来,南半球最大のマーケットとして世界的に有名です。
ぶらっと巡っても1時間,しっかり見て回ると数時間はかかりそうです。
商品のバリエーションは非常に豊かですが,質はぼちぼちといった印象でした(あくまで個人的な感想です)。
South Melbourne Market
個人的なオススメであるSouth Melbourne Marketはいわばメルボルンの台所です。
ハイクオリティな料理が世界中から集結しています。
特にタスマニアから毎日送られてくる新鮮なオイスターは絶品でしたし,意外にも天津がかなり美味でした。
あぁ,また食べたい!
ということで今回も仕事の合間のわずか数日の滞在でしたが,名実ともにお腹いっぱいの旅ができました。
チャンスがあれば,次回はもう少しゆっくりと時間をかけてメルボルンを味わいたいです。
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